Apple社の新しいあり方
日経新聞の記事で現在のAppleについてこれまでと違ったクールさが見られるという興味深い指摘があったので紹介したい。
新iPadに触ってみた にじむ「マーケティング色」 :日本経済新聞
確かにジョブズ氏のいたAppleもそれはそれで良かった。
だが、Appleの本当の良さはジョブズ氏が去ったからといってそうそう簡単に失われるものでないだろう。
後任のクックCEOも在庫調整や部品調達の面で絶大な功績を残した影の立役者だった。
なにも全てがジョブズ氏の功績だったわけではないのだ。
以下は記事からの引用である。
【シリコンバレー=兼松雄一郎】
今回の新製品から受ける印象は今までのアップルとは別の「クール」さだ。それは組織としての「冷静」さだろう。毎年年末が近づくと機械のように淡々と安定した品質の新モデルを投入し、過去最大の販売規模を更新し続ける。そこには調達の専門家で常に冷静なクック最高経営責任者(CEO)のキャラクターが色濃く反映されている。
今回アップルが売り出すのは「驚き」よりも「安定した製品」だ。それはそれで消費者のニーズを満たす企業としての「進化」の形ではある。